スタートからラスト一秒まで大好きな作品。
(なかなかこんな作品には出会えないので貴重)
ハリウッド映画界への皮肉がこれでもかと盛り込まれているのに、決して重くならずにひたすらスピーディーに展開するのは凄いの一言。
妄想とリアリティが交じり合い「人生とは演劇だ」というメッセージのようなものがじーんと響きます。
人が輝くのは、必死で何かを起こそうとする瞬間です。
生きるか死ぬか。
成功か転落か。
飛ぶか飛ばないか。
ラストのエマ・ストーンの顔のショットと表情は何度観てもしびれます。
「ブラック・スワン」と比べられますが、異なるメッセージを持っているので、ブラックスワンが大好きな人も大嫌いな人も一度は観るべき本物の「映画」です。
アート性とエンターテイメント性が両立している稀な映画ですよ。