バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）のMissLilyのレビュー・感想・評価

文句なしに面白かった。
元バードマンとして一世を風靡した主人公が再起をかけて舞台に臨むというあらすじ。自信をもって臨むものの実際はなかなか思い通りにいかないもの。そこで段々と自分は本当は過去の栄光に囚われているだけの特別でもなんでもないただの"one of them"であることに気づく主人公の姿がとても切なかった。リアルな世界でありながらも、次の瞬間ではファンタジーに生きる主人公のたくましさにエールを送りたくなる。最後の終わり方は予想外で良かったし、サブタイトルの真意がようやくわかる。