ウズラ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のウズラのレビュー・感想・評価

4.3
観る時期とかタイミングとかで、もしかしたら理解できない部分があるかもしれない。私は今観てよかった!

過去の栄光はなかなか払拭できなくて(世間も自分自身も)、でも今現在の冴えない自分がいて。過去に見えてなくて失ってしまった家族の絆が今になって愛おしくなったり。
役者は役を突き詰めていくとリアリティを求めるがあまり虚構と現実の境界線を超えそうになるのもすごくよくわかる。
終盤の舞台シーンのマイケル・キートンの鬼気迫る芝居は圧巻だった。

人生とは何だろねぇ…
自分の人生のハイライトは何時だろう…?


映画としても
あの長回しは、キャストが凄い。ちょっとNG出したら撮り直し。テイク25回ぐらいで、目が痙攣し出した、と娘役のエマ・ストーンがインタビューで答えていたけど、その緊張感たるや相当なものだと思う。
そんなことを踏まえて観ると、この映画は実験的かつ演劇的で興味深かった。

音楽も全編ドラムソロ!かっこいい。
劇中のチャイコとラフマニノフも♪

中年に差し掛かった役者が観るとグッとくる映画ですw
ウズラ

ウズラ