おっくん

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のおっくんのレビュー・感想・評価

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社会的な期待がプレッシャーに変わり、それが自分の中での範疇を超えたものとなった時に、自分自身の中でいつしか恐怖になってしまうものである思った。
それがバードマンというキャラクターであったことでとても見やすかったし、それに苦しめられているリーガンを演じていたマイケル・キートンの演技がさらに良かった。
またワンカット風の撮影方法がまた面白かったし、その他に脇を固めていたエドワード・ノートンやエマ・ストーン、ナオミ・ワッツなど、どの俳優の演技も良かった。

一方で実際に舞台の題材として扱われたレイモンド・カーヴァーなどの作品も知らなかったし、それぞれのキャラが出すブラックジョークなどに付いていけなかったこともあり、そこの肌感はあまり感じられなかったように思えた。

まぁでも全体的には面白かったので、また観たいと思った。
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