ボンクラオタク映画界で今最もキテる男バンサン・マケーニュの主演作。見に行かなきゃモグリでしょってことで重い腰を上げて見てきた。
ギヨーム・ブラック作品でのキャラクターとほぼ一緒。ギヨーム作品ではアメリカンコメディへの憧れをそこかしこにアピールしていたけど今度はついにジャド・アパトーの映画についてカメラに向かって感想を述べ始める。最高傑作が『ファニーピープル（素敵な人生の終り方）』ってのは全く同感‼︎ブレッソンの『白夜』について語ってたり、fleet foxes聞いてたりセンスがいちいち俺すぎてコイツと話始めたら止まらないだろうな。
なんで邦画ってこの手の自分の好きな物の固有名詞をひたすた挙げる映画って無いのだろう。やりゃいいのに。
ただバンサン・マケーニュのキャラに頼りきっていて、映画としてはそこまで面白くない。ひたすらカメラに向かって語り続けるスタイルは疲れる。
16.2.10 劇場字幕
