なんでハゲなの・・・・ブス専映画なの・・・と思ったけど、この味はイケメンには出せなかったね。ちょっとポップにすると喜劇王になる切ない自虐的ユーモアを、知的におだやかにまとめたのがすごい。身にまとうファッションとしてはお気に入りの雰囲気。
秋が似合う映画って、ありそうでない。もうわすれたけど、この作品の中には「コートに革靴にタイツ(だったかな…)が似合う季節がうれしい」ってセリフがあって、まさに今で。そういう味わいみたいなものがちりばめられているところが魅力でした。おうちもデートのそわそわもかわいくてね。すごくよかったね。
味わいだけでドラマの起伏も目立ったときめきもなかったので、ラブストーリーとしてはあんまり評価できなかった。小説っぽくてエッセイっぽくて、こういうユーモアだったり風情のある作品はこのゆるいテイストでしか出せないでしょ？と思っていたのだけど、パターソンを見てしまってからその気持ちが変わったんだよな～。コメディじゃなくてラブストにするならもうちょい秋冬のときめきほしかったなあ～～～～～
