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アルジャーノンに花束をのシノのレビュー・感想・評価

アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)
3.5
中学生位の頃小説を読んだけどざっくりとした概要と、日本語訳版の独特の文体(知能が低いときは平仮名多用で知能が上がるにつれ文体が整っていく書き方)しか覚えてなかったけど、あと映画何本かあってそれによって少しずつ違う所があるみたいだけど…こんな救いの無い話だったっけ!?
アリスが去ってしまった後のシャルルのこれからを想像すると涙が止まらなかった…結局発達障害が治ったもののそれはそれで副作用やら色々で苦しんで、最初から何もしないのが一番幸せだったよなと思う。
でも科学の進歩やら発展は何かしらの犠牲が伴うものだし、これは大げさな話にしても、表面化された一部分に過ぎないんだよな。
自分が急にIQ190になったら冗談じゃなく世界が変わるよなあ、でも誰しも合理性を求めて人間味は薄くなっていってしまうのかな。IQの差が10あると会話が成り立たないとも聞くけど果たして。
まあ頭が良くない人にも分かるように説明できるのが本当に頭良い人と思います。涙が沢山出たから頭が痛い。
小説もっかい読みたくなった。
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