アルジャーノンに花束をの作品情報・感想・評価

「アルジャーノンに花束を」に投稿された感想・評価

no

noの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

知能が上がったシャルルより元々のシャルルの方が好き。
元のシャルルを知った上でアリスから「愛してる」って言われたのは最後救いだった。
ちゃき

ちゃきの感想・評価

3.6
2022年216本目。
1968年版に続いての視聴。こっちはフランス版。
前述のアメリカ版とは雲泥の差。

最初にシャルルが出てきた時「これがチャーリーだよ!!」って思った👏
こちらの方が展開も早くて良い。
そして、大幅にチャーリーの性格や職場など、細かいところを変えているけれど、それは原作のテーマでもある(と自分は解釈している)「人間とは何か」っていう本質を描くためのアダプテーションだと感じたから、素晴らしいなと思った。

家庭教師然りピアノ然り、時間の経過を描くのもうまい。
アリス役の人がザ・フランス美人って感じ! 「シャンソン人形」歌ってた人に似てる!

数年前日本でも山P主演でドラマ化もしたらしい。
ちょろっと予告編を見たけど、グロそう🤮なので回避します……。
GEN

GENの感想・評価

4.0
24人のビリー・ミリガンのダニエル・キースの著作らしく、子供の頃の母親から見放された記憶が脳細胞を活性化し知能を飛躍的にさせる投薬によって蘇る。
その深い記憶が発達障害のあるシャルルが薬の臨床試験に同意した背景にあるのではと感じた。
「そのままでいい、生まれてきてくれてありがとう」と受け入れる心が大事だと改めて思う。
設定が似ているため「レナードの朝」を意識させられる。
ただ今作は音楽やセックスを使って、知能は一時的に上昇しても心が未熟な状態というのをうまく表現している。
山Pでは表せない、切なさMAXストーリー。フランス映画嫌いだったけど、よかった。
ユースケサンタマリアが適任だったんだなぁと改めて。
ラストだけちょっとサムかったけど。
『エデンの園を追われる者』


薬剤投与による知能障害改善実験にサンプルとして参加することで長年の夢であった知性を獲得し、劇的な知的進化を果たす主人公シャルル。
そうして彼が体験した人生は鮮烈な刺激に満ちた余りに甘美な世界であった。

学問を習得する喜び、音楽、そして恋。

しかし、夢のような時間と引き換えに彼が払うことになる代償は極めて大きく、結局シャルルの行く末には残酷に過ぎる報いが待ち受けていたのだった。


この物語は禁断の果実(知恵の実)に手を出し、その味を知ることで神の逆鱗に触れてエデンの園を追放された創世記の中の最初の人類の逸話ーいわゆる失楽園ーを想起させるものである。
映画のラストシーンで(迷路で立ちすくむ鼠のアルジャーノンの姿にも重ねられた)十字路の真ん中にとり残され途方に暮れるシャルルは、楽園を追われ今も袋小路で彷徨(さまよ)い続ける我々人類の姿を象徴的に表しているかのようである。

そして、ここに物語の核心となる重大な問いかけが不気味に横たわっている。
それならばシャルルは最初から知性などという禁断の果実に手を伸ばさない方が幸せだったのだろうか?


人間らしさとは何か。


人間である以上、たとえ失うものの方がはるかに大きいとしても、生きてゆく限りにおいて進化という挑戦を目指すべきではないだろうか。


何か(誰か)と出会い、何かを知り、その後それら全てを失うことで無知なままで居た時よりも遥かに深い、耐え難いほどの孤独と辛酸を嘗め尽くす人生にあい見(まみ)えることになるかも知れない。

それでも、未知の冒険に挑む勇気が少なくとも我々に新たな地平を切り拓かせ、他の誰かの新たな勇気に繋がるということは、孤独な人生を生きる確かな理由になり得るのではないだろうか。
Natten

Nattenの感想・評価

3.8

これ系はすっごい切ないし
考えさせられる、、、

人と違って自分にしか
見えてない世界って
凄い素敵だなあって思う
大事なのは知能の高さじゃない🤟

それぞれそのままでみんな
素晴らしいんだよね🥺
自分にないものを得て、得たことによって大事なものたちを見失い、後悔し、全てを失ったことで一番大事なものがわかる
hisauk

hisaukの感想・評価

4.0
知的障害を持つチャールズ。
学校の清掃員として働いていた。
同僚達は良い人たちだが、生徒にはバカにされていた。

アルジャーノンというネズミの臨床試験が成功するにあたって、チャールズは臨床試験で薬を投薬することになる。


短期間でいきなり大人になり感情がなくなってしまうのに切なさを感じた。
優しさという部分が欠けてしまっている。

人間が大人になる過程で身につく感情や表現を数ヶ月で大人に、しかもIQ190という天才。

恋愛も好きと言う感情はあるが、相手に対して接し方が分からない。

そしてチャールズにもアルジャーノンのような症状が。

やはり人間が触れてはいけない領域なのか。
チャールズは一時は自分に興奮し幸せを感じたかもしれないが、人として上手くやっていけない自分に辛さを感じ苦しそうだった。
アルジャーノンの様に自分もなる恐ろしさなど。

原作はあまりにも有名。
ダニエル・キイス。

私はだいぶ昔に原作を読んだ。
フランス版の映画では所々、改変がある。
チャールズの職場、アリスとの恋愛。
薬の投薬など。
原作ではパン屋で働いているが、職場の人間にバカにされいじめられていた。
その事に幼い知能をもったチャーリーは気がつかない。
原作もバッドエンドではある。

こちらの映画も同様だが、やはり昔の子供の心を持った優しいチャールズ(チャーリー)が良いと感じた。
辛い現実だが、不自然な事はやはりいけないのだと思った。
★ 普通に生きていられることの有り難みを、これほど切に感じさせるストーリーはない。

知的障がい者が知能を手にした先で見た世界。そして再度退行していく知能の中で失った、人間として生きる喜び。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

人と会話をして、友だちをつくり、好きな誰かと恋をする。

勉学に励み、色んな知識や経験を積み、外の世界を知る。

愛する人と結婚し、家族を守るために仕事に励み、社会的な地位を得る。

———これらの人間的体験すべてから締め出されるとしたら、果たして希望など持てるだろうか?

このストーリーは、知的障がい者である主人公を通して、『家族や恋人と愛し合えること』『友人と会話すること』、そして『学ぶこと』の素晴らしさを残酷に教えてくれる。

切なすぎるストーリーかもしれないが、きっと見終えた後は前を向いて人生を生きようと思える。そんな映画だと思う。

※ちなみに原作となった小説が、凄まじく感動する。これまで数百冊以上の小説を読んできたが、間違いなく一番の傑作だと言える。
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