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アルジャーノンに花束をのchihoのレビュー・感想・評価

アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)
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全くどんな話か知らずに、鑑賞しました。
なんだか色んな感情になって、
いろ〜んなこと考えました😫!

原作が超有名みたいで、
過去にもドラマ化・映画化・舞台化まで
されてきた名作中の名作だそうな🤔

治験としてIQ60台のシャルル(主人公)は、
脳の発達を促す新薬を毎週月曜日に投与した。

なんか始まりから嫌な予感はしたのよ。
物語の中では人間のエゴが浮き彫りになる様子が
色んな形で描かれていたなと感じる…
- 賢さを手に入れたいシャルル
- 副作用を認め、苦しんでいるシャルルを目の当たりにしても研究に成功させたい研究チーム
-自分の子供には賢くいて欲しいと願う母

心の傷をちゃんとケアしないまま
ステップぶっ飛ばして
薬によって脳だけ大人になっても
心はついていかないよね😢
副作用もえぐかったし、
将来の姿を先に知ってしまった
将来への不安を考えただけで、ゾッとした。

アイデンティティーについても考えさせられたなぁ。
あと子の育て方と愛し方。

『あなたがあなたのまんまで
在ることを誇りに思うからね。
あなたがあなたとして在ることに
ほんとうにありがとう。』

いつもこの言葉をくれるわたしの彼は
なんて美しい魂を持っているんだろうと
改めて感じた🙏🏻🤍✨

映画に出てきたアリス先生も
彼のそのまんまを愛していたと思う。
だからこそ、エンドが切なかったなぁ…
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