爪師真央

きみはいい子の爪師真央のレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.4
初回2017/12/2(結婚してるが子なし)
2度目2022/7/30(1児の母になっている)
全然見え方も見方も変わった

私自身が親や親戚から虐待を受け育ったので、幼少期〜実家を出るまで辛い思い出が多く、【抱きしめてもらった】記憶がない

成人してから一度だけ、実家に帰った時にその感覚を確かめるために母親に『ちょっと抱きしめてくれませんか?』とお願いした日を鮮明に覚えている

親が子を【抱きしめる】子が親を【抱きしめる】【抱っこして】とせがむ

また大人も親自身も誰かに【抱きしめられる】

それがこの映画のテーマで宿題の感想はドキュメンタリーな演出だったのもよかった

一番印象に残ったのは教室のドアの所で泣きながら『絶対宿題やってきます!』と言って帰った姿

どんな子どもも愛されて育って欲しい
愛し方が解らないなら抱きしめて
不器用でも下手くそでも親の愛は伝わる

最後は想像に任せられたが見せて欲しかった