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きみはいい子のkayoのレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.3
苦しいです。
大人も子どもも先生も、誰しも他人には分からない苦しみを抱いている。
きっと、こんな親はたくさんいて、
暴力という形にはならないにしても、イライラや葛藤があってしまうのが、子育てだと思います。
あたし自身も親なので、叱った後に後悔する事もあります。
映画のシーンのように、1人になり泣いてしまう気持ちが痛いほどに分かりました。

学級崩壊。もし自分の子がこんなクラスになったらどうしようと考えると恐ろしいですね。
あの宿題で子どもらしさを取り戻したような気持ちになりました。

抱きしめられた母親は、心の扉を開いた事で救われたんでしょうね。
先生もあのドアを叩いて、あの男の子に未来を与えるのでしょうね。
そうやって春の訪れのように、凍りついた心が少しずつ溶けていったのかなと解釈してしまいました。

「子どもを可愛がれば、世界は平和になる。母親ってすごい仕事でしょ?」
本当に、すごい仕事ですよね!
明日からまた胸を張って母親頑張れそうです。
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