さすらい農場

記憶探偵と鍵のかかった少女のさすらい農場のレビュー・感想・評価

3.8
〜 記憶の海に潜行せよ!〜
他人の記憶に入る[記憶探偵]が、両親から監禁された少女の[心の闇]に深入る物語。
彼女の闇は[幼少期のトラウマ]か?
危険な[社会病質者(ソシオパス)]か?
記憶は[曖昧]で嘘つき。
歪められた記憶、偽の記憶が入り乱れ、ますます見えなくなる真実。
自分の記憶まで混入するサイコ展開!
見破れない嘘は、9割の真実の中に隠されている。
[記憶]の真実は他人には計り知れない。

[記憶]はその人自身を作る情報の集積。
[魂]のようなものかもしれない。
辛い[記憶]は心を蝕む。
幸せな[記憶]は心を癒す。
人生で一番幸せだった[記憶]は心の宝物。
人は忘れる事が多いほど、人生を無駄にしているのかもしれない。