ヤックル

ニンフォマニアック Vol.2のヤックルのレビュー・感想・評価

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)
5.0
ラース・フォン・トリアー監督の最新作で、性欲の異常亢進を指す色情狂(ニンフォマニア)である女性、ジョーの半生を描いた作品。その後編。

Vol.1と比べてシリアス寄りのバランスに舵を切ってはいるが、それでもブラックユーモアは健在だった。
Vol.2で語られるジョー(シャルロット・ゲンズブール)の過去は、映像的にも内容的にもVol.1とは比較にならないくらいハード。
そんななかでも映像や会話でシュールな笑いを取ってくるサービス精神旺盛なラース・フォン・トリアーに感服した。
と言うよりジョーが自身の過去について核心に触れる話をしているこの期に及んで、セリグマン(ステラン・ステルスガルド)合いの手が、Vol.1よりすっとんきょうさが増してるところに笑いを抑えられない(笑)
あとやっぱりラストがひどくて良い(笑)

Vol.1とVol.2で4時間の作品となりますが、まとめて観る価値はありました。
どっちもとっても面白かったので大満足です。
強いて言うならモザイクがかかってたので、是非ともノーカット版を観たいですね。
オススメです!
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