ニンフォマニアック Vol.2の作品情報・感想・評価

「ニンフォマニアック Vol.2」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

絶対1の方が面白かった。
転職のくだりは心の中でちょっと突っ込んでしまった。
K

Kの感想・評価

3.0
1のほうが面白かった。聞き手セリグマンの解説パートは結構好き。性差別への怒りや抑圧への反抗として…というのというのはわかる気がするな。銃のくだりはフロイディアンスリップ(フロイト的失言)のことかなとか。フィボナッチ数列ウケたけど。嗜好は獲得していくものなのか、失っていくものなのかとかも個人的には興味深い。ラストは良い方向へのジョーの自我の芽生えかなと思えばまあ……。
K

Kの感想・評価

4.2
愛の代償としてオーガズムを失った女、だが其れに反発し止めどなく溢れ出す淫らな欲望。それは紛うことなき性的倒錯、愛からの逸脱。貪欲にも自らの限り無い性欲を満たそうとするあまり、堕ちるとこまで堕ちていく。美しく、それでいて非情で残酷な現実の姿を捉えた人生回顧録。
差別とかそういう偏見とか無しに君の話を聞くよ、私は童貞だ。純粋無垢なのだよと言っていたセリグマン。最終章まで話を聞いていてくれたにも関わらず、ジョーのことを他の人と何ら変わらない偏見と差別の意味を込めて、「大勢の男とやったくせに」と吐き捨てる様に言います。やはり、差別や偏見といった問題は、歴史とかセクシュアリティに関連性の無い専門知識から見たりして論理的に語り合ったとて、そう簡単に消えるものでは無いのだなと痛感させられます。
言葉が禁止される度、民主主義の基礎が崩れる。社会は言葉を取り除くことでその無能さを露呈させる。社会が求めてる政治的な正しさはマイノリティへの民主主義的な配慮だ。社会はそこに生きる人々と同じく臆病で、人間は民主主義には愚かすぎる。
人間の特質とは、”偽善“である。正しいことを言う悪人を称賛し、間違ったことを言う善人を嘲笑う。言論統制に関しても寛容で、否定ではなくとことん受け入れるトリアーの考えが現れている会話シーンが印象に残る。
雪が舞い散る窓際に子供、そのシーンに流れるはゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの歌劇リナルドより「私を泣かせてください」。あの演出には、監督の過去作を観ている人間なら誰しもが「マジかよ…」となるほどに唸る演出。Vol.2の本作の方が前作よりオチ含めてトリアーらしいものになっていたと感じる。
前作に引き続き性に振り回されるジョー。

今作は振り回されすらせず、性に見放されてしまう。"何も感じない"のである。

引き続き感想に困る作品だが、一つ言えるのは前作より好きじゃないということ

何も感じなくなったジョーがSMの世界にどっぷり浸かる展開は正直微妙に感じた

前作は何をしても満たされない感覚を内面的に描けていたのに
それに対し、何も感じなくなった解決方法が結構表面的に思えた。

ただ役者の演技の良さは健在で今作ではクリスチャンスレーターが良かった。
作品全体の雰囲気もこれまたセンスの塊を感じる物で、この人の手に渡ってよかったなと思える出来ではあった。

しかしオチがやはりパンチのあるものでこの監督はやはりとことんやるんだなということも痛感させられる作品だった

たまにはハッピーエンドになる映画を作ってみてはいかがだろうか。
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[この映画のBest俳優]
クリスチャンスレーター
[脚本面]☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆
リト

リトの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく予想はしてたけどラスト!!
人間なんてそんなもんですよね( ˘ω˘ )
長かったけど面白かったです。
依存症と色情狂の違いは分からないけど、正直世間からは恥と思われるようなものなのに、そんな自分が好きって言い切るシーンはかっこよかった。

このレビューはネタバレを含みます

vol.1でも出てはおりましたが、vol.2ではラースさん映画ではお馴染みの娘ゲンズブールが惜しげもなく乱れております!
引き続き回想仕立て。

vol.1での生活で、セックスに愛の要素が全くなかったのに、ジェロームとの再会で愛の様な感情が芽生える。が、愛を知ったほぼ同時に性的快感を失ってしまってからのお話。


ジェロームとのセックスに快感を取り戻したいがために、執拗に求めるジョー。
ジェロームはそんな性生活についていけないがために、他に男を作って抱かれてこいと。
ラースさんは他の男に抱かせに行かせがち。笑
そこからジョーは性的快感を取り戻すために、あの手この手を試していく。

vol.1との対比がとても良い。
愛と失った快楽との間に揺れる人間の内面性が描かれている。
普通の感覚では絶対に撮れない。

自分は捻くれ者なので、性的な部分はともかくマイノリティ側の心情に共感出来る事も多くある。
民主主義の事やらは特にそう感じた。

結局ジョーの遅れて芽生えた愛には、普通の人と変わりのない普遍的な嫉妬心が生まれたりするんですね。
人を愛するという事は普通の人には当たり前という事で、愛を覚えてしまったら、愛して芽生える感情は形は様々あれどさほど大差はないのかな。極端な例はあるかもだけど、方向性的なとこは。
愛せないという事がやはり人間的には異常という事なんですかね。

個人的にそんなに鬱要素は感じなかったし、なんだったら結局少し喜劇的で爽快にさえ感じる作品でした。
おかしいのかな、、?

そしてエンディング曲の素晴らしさにはビビりました、、。娘さん音楽的才能も引き継いでるなんて、、もはや超えてる、、!!!?

世の中が私を見捨てたのか
その逆か
それぞれに言い分がある

このレビューはネタバレを含みます

・本を愛する初老の男性が助けた、自らを「色情狂」と呼ぶ女性が語る人生を辿っていくエロスな物語

・セックスまみれの局部丸出しっぷりにびっくりしたが、話が面白いのでどんどん引き込まれていき飽きが来なかった

・ジョーもこれで少しはマシになって救われていくのかなーと思った矢先のセリグマンの性の目覚めに落胆しつつなんか納得した笑
情けないかな、人間はなかなか変われないものだね…
カメラワーク良すぎ!ハウスジャックビルドも同じ人かな
配信ギリギリセーフ!
・あらすじ
ある冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマンは、怪我をして倒れていた女性ジョーを見つけ、自宅に連れて介抱する。怪我が回復したジョーに何があったのか質問するセリグマンに対し、ジョーは幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める……。

うわぁ〜これ本当に凄いシリーズでしたよ。今まで観た中で1番のエロ作品かもしれません。
まあでも、エロいだけじゃないんですよね。全体が回想録になっている訳ですが、1人の女性の人生と性生活を覗いたような作品に仕上がっていました。
ストーリーがとても整頓されていて、嫌味が無かったように思います。

"nymphomania"というのは、色情症といって、性欲が異常に強くなってしまう精神病らしいです。なかなかキツそうですね。

今作のいい所はストーリーだけでなく、哲学的な対話や鋭い視点にもあると思います。インパクトのある指摘や、ストレートな表現が良いスパイスになっているので、エンターテイメントが成立していました。
ほんとギリギリセーフな作品。
画面はエロティックだけど、描きたいものはエロスじゃなくて、もっとその奥にあるというのが伝わって来ました。

2部作合計4時間ですが、是非観てみてください❣️
あー

あーの感想・評価

4.3
もうコレはラストにヤラレたッッッ!!
長々と語られてきた彼女の性生活。

だけど、主題はココにありッッッ!!

ああ。一気にフォントリアーに
心持っていかれた。

原案、脚本、監督。

なんつうお話つくっちまうんだ!

アンチクライストのセルフオマージュも
あったり、もう観てるこっちは
ヒヤヒヤもんだよッッッ。

Vol.1ではあくまで開放的な性生活。
Vol.2ではその性生活において自分の
内側を覗く視点になっている。

男性側は何人とやろうが構わないけど、
女性側はビッチ扱いで仕事に影響がでる。
うーん。性の不平等もまだまだあるな。

日本の男女格差は120位/156カ国中
G7では最下位ってニュース出てましたな。

ほんとラスト秀逸。

おちり鞭打ちシーンとか、
ほんまどうやって撮ってるの!?

撮影方法まで、おんぎゃー!!しちゃう。
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