ぴぃ

マイ・インターンのぴぃのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
4.0
ジュールズとベンの関係性が素敵〜!話が進むにつれて増してく2人の絶妙な距離感。。。

ロバートデニーロ演じるベン、頼りになる紳士過ぎて、あれはモテるわ…。さぞかし若かりし頃は女性達が放っておかない憧れの的だったろうに、19・20歳の時に出会って長年連れ添った奥さんがいる愛妻家なことでも有名だったんだろな。なんて、やたらベンに対する妄想が膨らむ。ベンみたいな人と一緒に働きたい。

なんといってもこの作品の魅力は、ジュールズとベンの関係性じゃないかと!恋愛関係に発展するでもなく、お互いパートナーもいて、あくまで仕事上での付き合い。若き社長と直属のインターン。

残業中にピザ食べながらFacebook登録するくだり、好き。一緒に働いてたけどそういえばプロフィールすら何も知らなかったな、っていう。かつ個人的興味とかでなく、あくまでFacebookの質問事項を通してっていうのが良い。

これは私の勝手な解釈だけど、ジュールズは確実にベンのこと好きなんだろなぁ。ベンもあんな綺麗な女性(アンハサウェイだしね)を前に意識してないわけではないけど、親子ほど年齢が離れた自分なんか、って壁を持っていて、異性としてというよりも1人の人間として、仕事に直向きで魅力的な人間のジュールズに惹かれてる。役に立ちたいとも思っている。ジュールズ自身も結婚してるし娘もいるし、決して恋愛対象としてみている感じではない、けど、ただの会社の人じゃなくて"大切なお友達"。

真っ赤なワンピースを着ているジュールズを見て、「意識してるんだな」と思った。意識してると言っても、異性としてなのかそれはものすごく微妙なところだけど。恋愛感情抜きにしても、良く見られたいって着飾る気持ち、女性にははありません?どうでも良い相手には芽生えない気持ち。日々真っ黒な"戦闘服"で職場に戦いに出ている彼女が、ある日急に真っ赤なタイトワンピース。心を許したと思われる翌日に。

極め付けにロマンティックなのは、出張先の夜。1つのベッドの上で、おまけにお互いバスローブ姿。相当心を許してないと出来ない。でも話す内容はお互いのパートナーの話。アメニティのスナック食べながら号泣して、雨に唄えばBGMに静かに眠るなんて、惚れてしまう〜。

同じお墓に入ってもただのお友達よ、って笑いながら言うシーン、自分に言い聞かせるかのようなジュールズが切ないし、最高にキュンとして目頭が熱くなった。

いやぁ、隣駅のGEOまでレンタルしに行って良かった。
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