ベンのような大人になりたい。
歳をとっても挑戦する心を忘れずに、自分で人生を楽しくする力があって、とても素敵。
年の離れた同僚たちとも仲良くなり、慕われていたり、70歳でFacebookを始めてみる柔軟さがある一方で、とても聡明で自分の中の大事な芯は曲げずに、多方面に気を配りながら誠実に相手と向き合う最高にかっこいい大人。
自分のこれまでのキャリアをひけらかしたりもせず、変なプライドを持たずに、フラットに新人としてその場に溶け込むのって、すごく難しいことに見えるのに、出しゃばりすぎず、でも必要なことはしっかりと伝えてくれる。
それでいて、美女にマッサージされて興奮したり、ジュールスのお母さんの家に不法侵入しようとぶっ飛んだ事言い出して実行しちゃう、おちゃめところもあって、でもそれも全部なんだか品があって、ちょっとベンに恋しちゃいそうだった。いや、しちゃったな。
ここまで老害にならずにむしろ頼りたくなる70歳ってなかなかいない。
素敵な大人すぎて泣けた、ほんとに。
ジュールスも、自分のやりたいこと、手離したくないものに真っ直ぐで、強くて、やっぱり聡明で、かっこいい女性だった。
ベンと出会って変わっていくジュールス。
最後に一緒にヨガ？するシーンもまた泣いた。
なんでか分からないけど、人生捨てたもんじゃないなって最後に思った。
ベンのような歳の取り方が出来れば、歳をとるのも悪くないって思えたのかもしれないし、どんなに絶望的でも、諦めずに向き合えば状況が良くなることもあるんだなと思えたのかもしれない。
なんでもっと早く見なかったんだろう。
また大好きな映画が1つ増えた。
別れ際の日本語での｢サヨナラ｣が印象的。
