加藤亜季子

マイ・インターンの加藤亜季子のレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.4
ネイルサロンとかお洒落カフェ行くといつもこれ流れてるんだよね。
だから部分的にチラチラとは見たことあったんだけど、正式に鑑賞。

まあ、面白さも内容も予想通り。
お仕事モノで自分探しのストーリーにアンハサウェイをキャスティングするという非常に安パイな大衆向け映画。
でもまあ結果売れたからいいか。

ワークライフバランスの話だけど、
「ワーク」の方はとても薄っぺらい。
社員たちはとても真面目に働いているようには見えないし、アンハサウェイは社員の名前も覚えてないような社長なのにプライベートは失敗しても仕事では何も失わない。
デニーロの有能ぶりを見せるアドバイスは「…それだけ?」って感じで、それならわざわざ会議中に部屋に入って言わなくても、歩いてる時に声かけて伝えるレベルでいいよって感じだよね。
「危機」は会話の中の口頭でしか描かれず、面接する新CEO候補は1人も登場しない。
ひどいこと言われたって言わせるなら、しかもそれが彼女の仕事のターニングポイントになるのなら、1つくらい面接シーン描いてアンハサウェイを傷つけたりしてもいいのにって思ったり。
あとママさんコミュニティでワカモーレ作る作らないの話も回収されず。ママとしては何も失敗していないという…ちょっと主人公に甘くない?
比較が正しいかは分からないけど、プラダを着た悪魔の方が断然格上でしたな。

当たり前だけどアンハサウェイの服はとても可愛かったので、もうちょっと見たかったかな。
デニーロがおじいさんになり過ぎててびっくりしました。

あとあのブルックリンの異動撤回で迎えに行くカフェのロケ地、この間旅行で行ったわ!


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