フィルマークスでやたら人気の作品。なんでこんなに観てる人多いんだろうと思って、観てみたら、わかりやすくておもしろかったですね。
ロバート・デニーロ演じる70歳のインターンがとってもよい。
やさしくてあったかくて、気が利いて、ひかえめに支えてくれて、弱さを受け止めてくれて、いいところをほめてくれて・・・なおじさん、これは世の女性たちの理想の男ですよ。
理想の王子様ならぬ、理想のおじさん・・・
つか、こんなおじさん、絶対いないんですよ！！（少なくとも日本には）
そういう意味で、これはファンタジーです。
と同時に、こういう役割（いわゆる「気ばたらき」ができる人。デニーロがやっていることは、すべて、「気ばたらき」である）を、映画や小説は、そして社会は、ずっと「女性」に背負わせてきたのではなかったか。とも思う。
そういう作品はいーーっぱいあるが、男女が逆になった（しかもその男はイケメン若者ではなく70歳のおじさん）という作品はあまりなかったから、ウケているのかもしれないなと思った。
