原作は未読。
悪魔崇拝、冤罪などのワードから推測して恐らくウェスト・メンフィス3事件を下敷きにして作られストーリーだろう。
冤罪事件を題材にした作品は、無罪が判明し釈放されても、それまでの囚われの身であった長い歳月を考えるとスッキリしないことが多い。
冤罪ものでスッキリするのは脱獄ものだけ…
シャーリーズ・セロンの孤高の美しさはそれだけで絵になる。
今作では生活苦の為、お金欲しさに犯罪クラブなるものに協力し、自分の一家で起きた過去の事件と徐々に向き合って行く。常に金欠なので、ヨレヨレの穴だらけのTシャツを着ているのだが、美し過ぎる容姿が仇となり"おしゃれなファション"にしか見えなかった。
クロエはちょうど良い小ぶとり感とビッチな役柄が妙にハマっていて良かった。
囚われの身の兄を演じたコリー・ストール。優しげな役や闇を抱えた役などいろいろ演じてるが、この人を見ていつも思うのが、"禿げてるのカッコいい"
最後にはちゃんと事件の真相に辿り着く……でも、何かスッキリしない。