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ザ・ウォークのtonkaraのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
4.5
丸の内ピカデリー2にて。まったく観る気が起こらない予告編だったが「予告編とは違う」という評判を聞き、期待して観た。泣いた。綱渡り本体ではなく、その前にワイヤーをビル間に渡すのがかなり大変なのだというのを丁寧に撮っているから映画全体に嘘でも緊張が張りつめて手に汗握り、ジョゼフ・ゴードン・レヴィットがヘラヘラ顔で綱渡りする場面に至って、こんな馬鹿にされそうな映画丁寧につくりやがって……と一気に感動して涙が出たのであった。映画の日の19時の回なのにガラガラ。こんな尊い映画、日本では受け入れられないだろう。あ、ワイヤーがガー―ッと落ちていくところ、『魚影の群れ』を思い出した。高所恐怖症なのに参加するあいつに陰惨なことが……
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