カイ

ザ・ウォークのカイのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

良い映画だった。ゼメキスの映画にはユーモアがあり、温かみがあり、そして感動がある。この「ザ・ウォーク」もそこから外れていない。今の世の中は奇しくもこの映画のニクソンの時代にも通じるものがある。その中で直向きに自分の夢のために、多くの不安や困難に立ち向かう主人公・フィリップの勇気、そしてそれを支える愉快な「共犯者」たちの優しさには心動かされた。また、それらの行動に裏打ちされた、「ただ自分のやりたいことをする」という姿勢は人の意志の強さを称賛している。ラストシーンで聳え立つ二柱のワールドトレードセンターには思わずウルっときてしまった。観終わった後はどこか前向きな気持ちにさせてくれる映画だ。
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