キモサベ

ザ・ウォークのキモサベのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)
3.5
パリで大道芸人をしている青年フィリップ・プティがアメリカで“夢”を実現する実話でした
自分は、過去にそんな“事件”があったことさえ知りませんでした

で、いきなり脱線します
フランス人・挑戦つながり・・・以前観たリュック・ベッソン監督の「グラン・ブルー」(1988年)が浮かびました
素潜りで潜水記録に挑戦する実在のフランス人ダイバー、ジャック・マイヨールのお話でした

戻ります
でも、ショーではありません “違法”です
ですから、どうやって侵入したのか? どうやって、綱(ワイヤー)を渡すの? 機材の持ち込みは? そしてもちろん、失敗or成功?
そしてそして何より、あの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督さんじゃありませんか
・・・等々、興味は尽きません

感想です
大失敗っ!『劇場で観たかったぁ~』・・・です 観た人、ほんと怖かったでしょうね

2024年6月 配信にて鑑賞
思いました、青年フィリップにとって綱渡りは曲芸というより、むしろ“芸術”に近いのかと? そう、発想から計画そしてツインタワー・・・そういったもの全て含めての“作品”だったのでしょうね
※言っときますが、でも“違法”です
お師匠さんのパパ・ルディ(ベン・キングズレー)との関係もジーンときました

それとゼメキス監督
この映画、青年の冒険談なのですが、もうひとり(・・・ひとつ)の主役が見て取れました ツインタワーです
ご承知のとおり、本作は作り物(CG)の世界、この時点で既に建物は存在してません

アメリカの象徴、世界一の高さ、「キングコング」(1976年)が登った・・・あのビルです
監督さん、その雄姿を“メモリアル”として作品に留めておきたかったのでしょうね

劇中、この“事件”の後、プティはタワーの展望台へのフリーパスをもらいます・・・このへんが“アメリカらしい”ですね(笑)
有効期限は“永遠”と記されて・・・泣けちゃうなぁ

【追伸】
実は、この映画のこと「FALL/フォール」(2022年)を配信で鑑賞するまで存じませんでした
“高い”つながりで検索中に引っかかりました(ラッキー)
それとこの作品は、原作ドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー 」(2008年)が元になっていたことがわかりました
こちらも調べると、なんとか配信されているではありませんか(ラッキー)・・・ほんと、映画好きにはありがたぁ~い時代になりました
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