SeikoSoga

グラスホッパーのSeikoSogaのレビュー・感想・評価

グラスホッパー(2015年製作の映画)
3.5
邦画は優先順位的には下の方なのですが、
伊坂幸太郎ファンですので(^-^)
原作は井坂作品の中でも好きな物語です。

過去作品の映画化も印象に残るいい作品が多いので楽しみに観てきました。

ちょっとややこしいキャラ設定だし、
原作と映画は別物と、観るようにはしているのでそれほどがっかりでもないですが
そう思って観ていると、これは・・果たして原作読んでない人は、ついて行けるのか・・説明分があるのはそれはそれで興ざめだし、
無くてもいいけど。。


鯨の自殺屋は良いとして、
蝉の殺しの方がかっこよく作り過ぎているのが・ちょっと不満。。あれでは正義の味方だな~。。


深く考えずに観たらそれはそれでキャライメージは原作道理で概ね満足♪

鈴木の生田斗真は脳男でもすごいカメレオン俳優だな、と、今回もいい味出してた。素人っぽい普通の中学教師

吉岡秀隆、押し屋の寡黙でほとんどセリフ無しなのにあの不気味な目でただモノじゃない感もあり、
蝉の若い子
山田涼介、実はよく知らないけど、ちょっとイカレたやつっぽいのは確かに蝉。

しかし・・

何だかバラバラなんだよな~。。

かなりストーリーが変えられていたので、
最後の最後、あの・・雰囲気がこの物語の肝なのに、
良い話に持って行って感動作っぽい仕上がりにしたのは、これは映画的に仕方ないか~。。

でも、井坂の世界観は出せていた気がするから、☆は3個と半分ってところですね。


生田斗真君や山田涼介、浅野忠信、吉岡秀隆、このあたりの役者の実力はある作品として出来上がっていると思います。

観る方向でいい作品、か、がっかりかで分かれるだろうな~と思われます
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