まくる

グラスホッパーのまくるのネタバレレビュー・内容・結末

グラスホッパー(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作ファンとして観たなら★3つ、原作も役者も特に興味ないとしたら★2つを付けたと思います。
でも自分は俳優目当ての鑑賞だったので★4つ。

山田涼介が蝉に配役されて、それを演じきったのが観れただけで元は充分にとった感がある。
しかし鈴木、蝉、鯨3人の交わり方が拍子抜け。どうしてそうなった。余計な設定も多い。
やはり伊坂作品の映像化自体が難しいのかも。
原作の、摑みどころのない陰鬱さと明かされないからこその楽しみのかわりに、重い関係性とメロドラマがプラスされた感じ。
原作よりも派手なアクションシーンと、冒頭ハロウィンの乱痴気騒ぎとバッタのキーワードがシンクロするところ、2日間の蒸し暑さが伝わる汗ばんだ感じはとても良い演出でした。
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