「とにかくレオナルド・ディカプリオが凄い!!!」
予備知識コレだけで、十分楽しめた作品。
個人的にディカプリオは『ギルバート・グレイプ』が1番であったが、主役となれば今作がイチオシである。
150分の尺で描かれるドラマは、至ってシンプル。
19世紀初頭のアメリカ北西部、雪深い山の中でのサバイバルと復讐。
説明してしまえば、作品自体は割と地味な内容であるが、だからこそ自然の雄大さと過酷さの中で生き延びて人名を果たす男の生命のいぶきを感じてしまう。
息を飲む残酷な世界に映る、ディカプリオの男くささったら、、、思い出すだけで胸熱。
ただし、重たくのしかかる重圧ゆえに、二度観るには躊躇してしまう。
これまで様々な作品に出演し、重厚な役もあればライトな役柄もこなしてきたわけだが、総じてこれだけクローズアップされても期待を超えていけるパフォーマンスを魅せられるって、尊敬に値するよ。
あとは、映画としてこういう肌を通じて寒さや痛みが感じられる作品を世に出すって、並大抵の努力じゃ仕上げらんないだろう。
製作陣もあっぱれでしたわ。
ちなみに、この迫力を体験するには間違いなく劇場なんだろう。
DVD自宅鑑賞を悔いた作品のひとつでもある。
どんな作品でもそうだが、特に今作は映画館で味わいたい。