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レヴェナント:蘇えりし者のjunのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
3.7
静と動が混在したような映画だった。
今まで観てきたディカプリオの主演作の中でも1番セリフが少なかった印象を受けましたがそれでも伝わる息子を奪われた父親の復讐心。
目が語る演技力はさすがとしか言いようがありません。

雪山での血生臭さが漂うようなシーンの連続に終始眉間にシワがよった状態での鑑賞でした。

この映画は19世紀アメリカ北西部でクマに襲われ重傷を負いながら一命を取りとめたが仲間の裏切りにあい置き去りにされた後、自力で死の淵から蘇った男「ヒュー・グラス」をモデルにして作られたそうです。

とにかく壮絶すぎるサバイバル、内臓を取り出した馬の中で眠るシーンなど…
どこまでが史実通かはわかりませんが大自然の美しさと対比して描かれる数々の生々しい描写から目が離せませんでした。

普段ベジタリアンのディカプリオが実際に顔を血で染めながら生肉を食らう。
生きるための執念みなぎる演技は拍手ものです。
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