ダンク

レヴェナント:蘇えりし者のダンクのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.3
ちょっと何してるのかわからない。
映画の内容とかじゃなくて、どうやってこんな凄まじい映像を撮ったんですか?笑
もっと勉強したいと思わせられた一作でした。
動き回るカメラに映る凄惨たる光景から浮き彫りにされる生きるか死ぬかの臨場感と緊張感。
これまで見たこともない程生々しい映像に思わずゲロ吐きました。

一方グラスが真っ白な大地を1人歩いている中盤、エスタンブリッシングショットからの横打ちの孤独なシーンでどこか違和感を覚えた記憶があります。
特に音楽に違和感を覚えました。
これまで緊迫したムードで展開され、息をつく暇もなくストーリーが進んできた矢先に精神が研ぎ澄まされていたのか、テンションが作品とマッチしませんでした。
あのシーンの必要性もわかるし作品全体を一貫として考えるとそれほどおかしくもないように思えますが、実際に鑑賞するとやっぱりちょっと鑑賞の気持ちが切れるんじゃないかと思います。

ともかくこの作品が新しい映像を体験させてくれたことには変わりはなく、素晴らしい作品にまた出会いました・イニャリトゥ。
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