今の自分にピッタリチョイスの作品だった☆
本編が3時間くらいあるのかな？って思って観てたけど、意外に2時間30分。ちょうど良い長さだと思った。
真冬の大自然の映像と美しい音楽に終始魅了され、癒された。
木々の合間から空を見上げるショットや、そのカメラワークの向こう側に月が見えるというシーンがすごくお気に入り。
森の静けさ、枝がきしむ音、雪が降り積もる音など、自然界でしか聞こえない音が繊細に捉えられていたのも印象深い。
主人公が陥っている過酷な状況の一方、ゆったりと神秘的に流れてゆく森の時間が深い悲しみと復讐心を調和させてゆく。
何かが耳元で囁く…
それは自分の心中の声なのか、目に見えぬ幻か…
それとも森に息づく何者かからのメッセージなのか…
森の精霊や神といった崇高な目に見えないものの存在を感じられたのにも感動した。
その魅せ方が大変素晴らしい。
何度か泣けるシーンも訪れた。それも、ただただ静かに…
レオ様の全身全霊で表現する演技は本当に素晴らしかった。
この作品を観て良かった。個人的に、この様なジャンルではかなり上位に位置するレベル！！！今、もう一度はじめから観たい衝動にかられている。
トム・ハンクス主演『キャスト・アウェイ』が好きな私。
こういうサバイバルものはとても自分に合っているらしい♡
観返すたびに違う感情が沸き起こってきそうな、実に見ごたえのある良い作品だった。
