ｱﾄﾞﾙﾌ･ﾋｯﾄﾗｰが生まれてからﾅﾁｽ党の党首に立つまでの半生を描いた作品。
ﾕﾀﾞﾔ人虐殺など、第二次世界大戦において大罪を犯した大悪人としての認識が強いが、この作品は人間・ﾋｯﾄﾗｰを先入観抜きで描かれていて、思想こそ大悪だがあのｶﾘｽﾏ性にはｸﾞｯとひきつけられる魅力がある。思想さえ間違えなければﾋｯﾄﾗｰは歴史に違う形で名を残せたんじゃないかと思う。ﾕﾀﾞﾔ人への怒りと家族へ愛を持つﾋｯﾄﾗｰの姿を映すﾛﾊﾞｰﾄｶｰﾗｲﾙの迫真の演技に圧倒される。西篤はこの作品でﾛﾊﾞｰﾄｶｰﾗｲﾙの大ﾌｧﾝになりました。
