西篤Express

スター・ウォーズ/最後のジェダイの西篤Expressのレビュー・感想・評価

3.8
2015年公開、スターウォーズ エピソード7〜フォースの覚醒〜の続編。
今回は大まかなあらすじはここでは省きます。

シリーズ物なのでどうしても過去との比較をしてしまいますが、今作、結構こちらの読みを外してくる展開が多々あってワクワクしました。
まさか、あの人物があんな死に方するなんて!みたいな意外さを楽しめました。
ただ、「犠牲」が大きすぎる。攻めつつも防戦を強いられる全体的な流れは、やはりシリーズの"繋ぎ"感が否めない部分でした。

キャラの起用の仕方がこの作品の醍醐味と感じたので特に良かったキャラを挙げます。

今作でのルークの役割は絶妙なものがあります。過去作で活躍した今や老兵に味のある見せ場なんて、制作側にしたらハードルの高い難題だと思います。戦地に行ったら出しゃばって違和感のある活躍をしてしまうし、戦地で何の役にも立たないのもガッカリさせる。戦地に行かないなら行かないで「行かんのかい!」って思わせてしまう…そのどれとも思わせない絶妙な役割を果たしてくれました。

レイアも、女優のキャリー・フィッシャーが急逝したため、作中でもどう終わらせるのか気になってましたが、こちらも意外な使い方でした。「髪型変えたの」のセリフには懐古とユーモアを思わせてくれました。

チューバッカのポーグの丸焼きを食べようとするシーンはホッコリして好きです。「友達を食べないで」と訴えるようなポーグの眼差し…チューイの優しさが伺えます。

あとは「うおっ!ベニチオ・デル・トロが出てきた!」というのは、キャストを予習してなかったがために嬉しい驚きでした。

余談ですが…
前作に座った位置よりもさらにいいポジションで見ようとした結果、劇場の席を横断する真ん中の通路より前の席に座りました。(前回は通路より2列後ろ)私はここがベスポジだな。
視野の端から端までスクリーンが渡り、余計なものが視界に入らないから今後もこの列を取ることにしよう。