北澤清史

くちびるに歌をの北澤清史のネタバレレビュー・内容・結末

くちびるに歌を(2015年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

はじめてこのサイトで「観たいと思ってる映画」でクリップつけて実際に観た映画

歌は好きだけど合唱は苦手。
「周りに合わせる」必要があるから。
楽しそうなんだけどね合唱。
合唱曲も良い歌詞の曲が多いから好きだけど、おれはそれを独唱で歌いたい。

アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」って改めて聞くととってもいい歌詞。

この作品、新垣結衣さんが出てる面白そうな話とおもって観たんだけど、
桑原サトル役の下田翔大君の演技が気になった。
14歳、この時は13歳かな。
素敵な空気感のある演技をしてた。

セリフを魅せるモノとしてじゃなく、伝える言葉としてしゃべってる。

映像演技の場合、画面の絵的に魅せるシーンもあって、作品の顔になるようなセリフも多いんだけど、
俺はカメラへの意識より、感情を優先した演技の方が好き。

ただ一つ気になったシーンがあって
「合唱部の宿題だよ」ってクラスメートに紙を渡されるシーンで
「ありがとう」ってお礼を言うんだけど、個人的に「周囲と距離を置いてるぼっち上級者」ならあんなに相手の目を見つめてお礼は言わないというか、言えないんじゃないかなって思った。

でもいったん冷静になって考えてみると、14歳っていう若さの下田君を他の演技力のある俳優さんと同じ土俵で評価してる自分がいて驚く。
このままもっともっとすごい俳優さんになってほしい。
北澤清史

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