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陽のあたる教室のazkyonのレビュー・感想・評価

陽のあたる教室(1995年製作の映画)
4.0
やられた・・・。
このありきたりのようなハートフルな映画にやられた。
涙腺を刺激されるシーンがたくさんあった。

「努力はしている」と言いながらも上達しない生徒に独自の個人レッスンで、楽器の演奏を教え込んでいくシーンが私は好きだ。

教師という職業を腰掛としか考えていなかった音楽教師がやる気もなく、技術も乏しい生徒に情熱を持って本気で音楽を教え始めたのは、本当に音楽を愛していたからだろう。が、父親としては息子が聴覚障害と知り目を背け苦悩し、妻や息子と争い逃避していく姿は痛々しい。
その息子のために歌ったジョン・レノンの曲は素晴らしかった。
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