陽のあたる教室の作品情報・感想・評価

「陽のあたる教室」に投稿された感想・評価

aiko

aikoの感想・評価

3.6
手話は音楽から音響情報を除いた純粋な記号の表現と見た。そのコントラストが美声の少女というのも明確。記号は歌えず、声は翻弄する。彼らは音楽の記号性と音響性に重ねられている。

この物語と並行して語られる20世紀ー音楽史はその肥大と解体の歴史である。最終章で流れたラップミュージックは、どこかしら手話で歌われたジョン・レノンに似ている。現在、音楽はおそらくは彼の理想よりもそして彼自身もまた限りなく遠くに来てしまった。あれは教えられるものじゃない。

しかし、そもそも「音楽教師になど、特になるつもりもなかった」からこそ、彼は良き教師足り得ることができたのではなかったか。始めから何かの教師になるために学び始める者などいないだろう。コルトレーンを聞いたとき、最初は嫌い、理解出来ずだったが、Play it again and again....そして徐々に I just couldn’t stop playing it. それが僕が生涯をかけることなのだと、このとき確信してしまった。音楽とはなにか、この問い(と解答)に、彼自身が囚われ続けていたからこそ、そしてそのときの確信を反復するためにこそ、彼は教師になり得てしまったのだ。
けい

けいの感想・評価

3.9
教師系では最高峰

中学の時に先生に教えてもらって観たけど内容理解出来なかった

見返せて良かった
素晴らしかった
2020181
2020/06/10 TSUTAYA
ツッコミ所は多いけどやっぱり大好き 教師映画の最高峰 音楽ってやっぱりいいなぁってふと思い返しながら観ちゃう
んぬ

んぬの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

号泣、、、最初は何もかも中途半端にやる人かといった印象なのに、教師として、親としてできることに最善を尽くしている姿と、自身が関わってきた生徒たちとの最後の舞台は圧巻
ー感想ー
この手のものはやはりいいですね。
高校教員1年目の自分にぴったりの作品でした。

ちょっとツッコミどころもあるんですけどね。笑

アメリカの学校は教材研究にかける時間がたくさんあるようで羨ましいですね。

日本だと担当科目の指導以外にも学校経営、ホームルーム経営、部活動の指導等ありますので労働時間は世界一なのに教材研究にかける時間は他の国よりもかなり少なくなってしまっているのです。その分生徒には手厚い指導ができているのだとは思いますが、隣の芝生が青く見えているだけなのでしょうかぁぁぁ。
minamo

minamoの感想・評価

3.5
先生にスポットを当てた学園モノが好きです。
こらもそんなジャンル。
彼の教育に対する熱量の変化に注目して見てもらいたいです。
気がついたら彼の生徒になってる気分です。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.9
作曲活動がしたくてたまらない男ホランドが、とりあえずの仕事として選んだのは高校の音楽教師としての臨時教員。
しかし赴任先の生徒たちはは全くやる気がなく、音楽の楽しささえ知らない。
片手間なつもりで教職についたホランドは、その生徒たちを目の前にして、「教える」という意欲に火がつき、情熱を燃やしていく定番の熱血教師ものなんだけど、このホランド先生絵に描いたような完璧な人間では無いところがとても良い。

前半は楽器ができない少女に個別指導をしたり、音楽に疎い黒人少年にドラムの楽しさを教えたりと、教えながら初心に帰ることで、音楽に対する新たなる喜びを感じる前半ほホランドはどこからどうみても良い教師であった。
しかし1人息子が聴覚障害があると知ったあたりから、ホランドの葛藤と新たなる闘いがホランド先生の新たなる脱皮の軌跡であり、ここからの物語こそが、本当のこの作品の見所でもある。

赤の他人の生徒たちは、ある意味自分の意のままに音楽好きの学生になったのになぜ、自分の子供は僕の奏でる音を聴く耳を持たないのか?
思い悩む姿は前半の生き生きとしたその姿とは全く違う、なんなら息子とのコミュニケーションになる手話すら真面目に覚えないというだめ父っぷり。
目の前にいる息子を見向きもせず、ジョン・レノンの死に打ちひしがれるホランドの弱さはある意味誰でも持ち合わせている現実を見ようとしない人間らしい弱さは誰にでも持ち合わせているであろうもので、前半は完璧だったホランド先生のその情けなさにリアリティを感じてしまう。

息子の苦しみを考えようともせず、なんとなく一歩引いて子育てを見守ってきた事は息子本人が1番傷ついていたわけで、息子の魂のの訴えのあのシーンはズキズキと痛い。
息子と向き合う為になにが出来るかなんて考えたこともなかったホランドが初めて真剣に息子に向き合った時、また教師を始めた頃のキラキラとした輝きを放っていた。

1人の教師の30年間を描いたこの作品は単なるスクールものではなく、恋、仕事、夢、挫折、友情、家族など、沢山の要素を見せてくれるので、どの世代の人が観ても響くし、年齢を重ねる度に感じるものが違うようになっているはず。
リチャード・ドレイファスのさまざまな表情を見せてくれた演技は本当に素晴らしい。
願っていた夢が叶えられなかったとしても、一つ一つの事を丁寧に向き合い、愛を伝えていく事が30年も重なり合えば、想像していた以上の満ち足りた幸せを手に入れる事が出来るのだと思い知らされた作品だった。
しづ

しづの感想・評価

5.0
クラリネットの女の子のエピソードや
マーチングのドラムのエピソードや
色々なエピソードを踏まえて
最高のエンディングを迎えるこの映画。

教育現場に携わる私としては
本当に子供たちと真剣に向き合わねばと
見返すたびに背筋が伸びる映画です。
ホランドさんはなんとなく教師に転職して嫌々仕事していたが、いい子ちゃんばっかりの生徒に囲まれてやりがいを獲得していく

音楽教師といえば処刑教室のイメージだったので校長はウザいけど良い高校に務めることができてホントに良かったね!
OANIL

OANILの感想・評価

5.0
涙が止まらなかった。グッド・ウィル・ハンティングとメッセージは違えど、本質的には同じく、人間の心が成長していく、そのプロセスにはやはり酷く感動してしまう。
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