41年占領下のフランス・ナントでドイツ人将校が暗殺され激怒したヒトラーは倍返しどころか200人のフランス人の処刑を命じる。ヴィシー政府が値切って150人にはなったが選ばれたシャトーブリアンの収容所の政治犯・コミュニスト・ユダヤ人は全員もれなく殺される。あと1時間で銃殺となってみんなで手紙（遺書）を書きましたと。いざ執行という段でペタン元帥が彼らの代わりに自分の身を差し出すと言ったもののやっぱりやめてフランス国民に向けて演説をすることにする（なんなの？）。軍人であり作家でもあるエルンスト・ユンガーをドイツ側の顔として描いたのはシュレンドルフらしい（ユンガーが後にヒトラー暗殺計画に関わったというのはまた別の話だが）。カタリーナ・ブルームの失われた名誉のハインリヒ・ベルの名も
