好きと言っていいでしょう

ペインテッド・ヴェール 〜ある貴婦人の過ち〜の好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

3.8
エドワード・ノートンとナオミ・ワッツの不倫物語と思っていましたが、思ってた以上に良い内容の映画でした。

ノートンは顔に表情を出さない寡黙な夫で、その夫から愛を感じられないために、ナオミ・ワッツが不倫をしてしまいそれがバレてしまうという話で、ナオミ・ワッツにはその無言の圧が耐えきれない上に、報復のようにその時コレラが流行る中国に自分も連れて行かれるというちょっとドキドキしました。

コレラが流行る中国で、周りの中国人から変な目で見られたりもしながら、2人で生きていくうちに、徐々に打ち解けていくのが面白かったです。
しかもコロナが流行っている現在にホットなテーマでした。
雄大な中国の自然や1930代の当時の景色を贅沢に撮っていました。

切ないラブストーリーですが、ラストだけ少し蛇足な気もします。

時代モノ第28弾