感動…
ブッシュ大統領が再選を目指す2004年、ブッシュ大統領の黒い過去を有名番組が報道。
だが根拠が怪しいという声が上がり、それがどんどん広がり、それはやがて番組への徹底的なバッシングに繋がっていく…
慎重に調べたはずなのに…ちゃんと裏は取ったはずなのに…
当初は完璧だったはずの内容が、細かくつついていくと疑問に変わり、中身が変質し、やがて全く別の物に姿を変えてしまう。
ケイト・ブランシェット演じるやり手の番組プロデューサーがどんどん追い詰められていく姿は本当に悲しい。
どんどんえぐっていくように批判が続く。
ここまでされるとは…本当に怖い。
キャスターのダンを中心とする仕事仲間との絆がすごく良い。
現実はこんなに綺麗ではなかっただろうけど、でも心に響く。
結構ヒューマンドラマ要素が強い。
終盤に向けて大切な言葉が沢山あった気がする。
全ての虐げられた者達へ、全ての頑張る人達へ、勇気を。
結局、世間がつついたのは外面だけであって、真実がどうであるかは誰も触れようとしない。
そして時間が経つとなかったことになる。
こういうことの繰り返しだよね。
ヒューマンドラマに泣けつつも、そういったストレートなメッセージ性が響きました。