報道機関の『誤報』について取り上げた作品。ブッシュ大統領の軍歴詐称をスクープしたCBSが、偽造された証拠だと指摘され逆に窮地に立たされていく。表面的に見ればCBSがフェイクニュースを流したとしか見られないが、彼女らは視聴率欲しさという利益ではなく、国民に真実を伝えるという思いで行動していた。したがって、これはジャーナリズムの「敗北」ではない。
「質問をしなくなったらこの国は終わりだ」という台詞はジャーナリズムの存在意義を表していた。
『大統領の陰謀』のロバート・レッドフォードがアンカー役として出演しているのは熱かった。
