歌舞伎町と言いながらも歌舞伎町のグロさが描かれておらず、思っていたよりあっさりした作品だった。スッと見やすかったけど、少しつまらなかったな。キャラクターの中に本物のワルがいない。「歌舞伎町に片足突っ込まざるを得なかった人たちが、歌舞伎町をさよならするまで」の話。映画には激しく切ないストーリーを求めがちだけど、意外とこれがリアルな歌舞伎町なのかもな。
イ・ウヌさんのキャラクターはめっちゃ好きやった。私もあんな人になりたい。すごく真っ直ぐな人。
群像劇でありながらも「同じ一日を生きる人々」ということで時系列を統一していた見せ方は混乱せず良かった。
あと、KVに物語上でメインではないあっちゃんを使う理由が謎だったかな。不純な意図があったのかと捉えてしまいます。