たくみ

パージ:アナーキーのたくみのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.3
ハロウィンの夜に見る映画と言えばもちろんコレですよね。日本も10月31日をパージの日にすれば、もうちょっと渋谷とか平和になるんじゃないか。

前作『パージ』はまさかの家の中ワンシチュエーションでしたが、今作はいよいよ街中を舞台とした派手なアクションが見れるのではと期待していました。

結論そこまで派手さは無かったですね。
前半はガトリングとか出てきて派手だったのですが、それ以降は盛り上がりどころはあまり無かった印象です。
リアリティを出すためにレベル4以上の強力すぎる武器を使用してはいけないというルールがあるのですが、これが足枷になってしまっているような気がする。
このルールがあるせいで、どうしてもライフルとかが使える武器のマックスになってしまうんですよね。

物語展開的にも、上流階級の人間の娯楽でしたというオチだと、どうしても『ザ・ハント』と比較してしまう。
『ザ・ハント』の方が殺し方は容赦ないし、格闘シーン見せてくれたりで上手の様に感じました。
(『ザ・ハント』もブラムハウスなので、パージがあったからこそあの作品が傑作になったとも言えるのですが)
あとどうしても映画の特性上、暗くて見ずらいですね。こればっかりは仕方ない。

主人公側がチームを形成して行動していく事になるのですが、このチームがお互い支えあうのではなく、一人の警官におんぶにだっこ状態になるのが見ていて結構イライラしてきます。
そら主人公の人も「自分の身は自分で守れ。付いてくるな。」的な事言いたくなりますよね。

物語の風呂敷も広げるだけ広げて畳まなかった印象。
このあたりは次回作で回収されていくんかな。

【その他メモ・独り言】
・ハッピーハロウィン
たくみ

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