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アイ・オリジンズのvivoのレビュー・感想・評価

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)
3.0
物質を超えて存在する、魂のようなものの存在を少しだけ信じてみたくなる物語。光の存在を感知できないミミズのように、人間が感知できないものも沢山あるはず、と、物語の中の科学者は言う。科学の深淵を求める心にとって、人知を超えた力を信じることはより自然なのかもしれない。そしてその人知を超えた「魂」でさえも科学せざるを得ないのが人間の小ささで、可愛らしさで、そして正しさなのだと思う。神はものすごく遠い。だから、人間のやること全ては、まだまだ正しい。そう思う。

最近、この映画のように前半と後半で物語のジャンルがガラッと変わるような印象の作品が増えている気がする。序盤には想像もしなかった展開を楽しめる構成。新しい映画の流れのひとつなのかもしれない。
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