たわし

アイ・オリジンズのたわしのネタバレレビュー・内容・結末

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

佳作感。しかし素直には楽しめなかった。何よりも違和感を覚えたのは、愛する人の喪失が耐え難いのは個人がかけがえがないからこそなのに、その救いを生まれ変わりに求めていること。ていうか他所の国の少女が死んだ元カノかも知れないって探しまくるなんて、最早愛ではなく執着だろう。生まれ変わったのだとしても、干渉せずに現在の人生を尊重するのが本当の愛ではないのか。pax遺伝子とか持ち出してサイエンスらしさは巧妙に演出されているけれど、これはSFだとは思わない。悪い意味でスピリチュアルだと感じた。
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