茅野

聖者たちの食卓の茅野のレビュー・感想・評価

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)
2.9
インドの無料食堂を映したドキュメンタリー。ナレーションもなく、音楽もなく、環境音のみなので、ぼーっと観るのに向いている(寝落ち注意)。
基本的には、無数の民がお料理して、ご飯食べて、お皿洗って掃除して……という図が映し出される。淡々と写しているだけかと思うと、結構カメラ目線もくれる。

身分・信仰・性別などに囚われず、誰でも無償で食事ができる場所らしい。最後に、インドに於いてそういう場所はここだけであるとテロップが出るけど、そういう所が増えたらいいですね。
働き手も全面ボランティアらしい。最初の方に、シク教(?)の標語が幾つか映し出されるが、やはり善行は自分の為でもあるという感覚が染み付いている宗教っていいですよね。心から信じられたら幸せなんだろうな、といつも思う。

食べ終わったお皿回収をしていたお兄さんが次々とお皿を投げつけられビショビショになりながら作業していたのが印象的だった。半ばイジメみたいになっていたけど、あそこはもう少しいいやり方がある気がする……。
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