Kosuke

聖者たちの食卓のKosukeのレビュー・感想・評価

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)
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見てるだけでも食堂や厨房の匂いがしてきそうな濃くてディープなインドの日常

相当衝撃
インド行くと世界観変わるって言うけど、この映画一本見るだけでもだいぶ世界観変わる。
こんないろんな人の手垢がついた食事ってあるかね。

恐らく毎日やることは決まっていて、皿を配る人に皿を補充する人もいれば、投げ捨てられる食べ残しを被りながら食後の皿を受け取る人もいて、フォークやスプーンを修理する人もいる。
究極の社会主義を見せられているようだけど、社会主義なんかじゃない世界で自発的にこんなことが起きていることに衝撃をうける。
教典の通り皆んなが食事に関わらないといけないから効率化されてる訳もなく。

カースト制もよくわからんクソみたいな制度だと思ってたけど、
この映画を見ると(カースト制は関係ないけど)そういうことが成立しちゃうんだなぁとも感じられる。
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