静かで骨太な作品。
以前鑑賞した「とうもろこしの島」とはまた違う静けさ、ゆえの雄弁さ。
日本史で点数をこぼさないためだけに覚えていた「バテレン追放令」「禁教令」「伴天連」
無機質な用語としてあっさり受け流していた言葉には、惨たらしい歴史が確かにあった。
救うために信仰するのか。
救うために棄てるのか。
そうさせる側の信仰とは何か。
日本よりも信仰が強い国ではどう捉えられるのかな。
兎にも角にもイッセー尾形の演技がやべえ。
この方は海外作品にもバンバン出てほしい。もう一瞬で持ってかれるから観て…!すげえから!語彙力なくなる!