まさんの映画レビュー・感想・評価

ま

ルックバック(2024年製作の映画)

4.2

序盤から爆泣き。
美しい物語です。

描く人は、誰が何を言おうと言わなかろうと描くんだよね。
藤野の歓喜ダンスシーン最高だったよ。
泥臭くて恥ずかしくて羨ましい。

羨ましいが一番だな。
一生懸命にな
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若武者(2024年製作の映画)

4.1

喉が渇く映画だ。
私以外もたぶんそうだった。
一番後ろの席で観ていたのだけど、お客さんが静かに飲み物を口にする率の高さ。
暑くなったから、だけじゃないよね。

主役全員びっくりするほどぶっ壊れているの
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バスタブ(2015年製作の映画)

3.7

ワンカットでおっさん3人。
子供の頃から変わらないんだろうなという可愛さ。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

自分が何も知らないということを知っていくベラが人間の形を帯びていく様がとても美しかった。
衣装プリティー過ぎるだろ。

エンパワメント映画云々はどうだろうか。
もちろんその側面はありつつ。
だって姿は
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

岡山天音ってやっぱり化け物だよね。
お芝居素晴らし過ぎて、真っ直ぐで捻くれ者で見苦しく愛おしいという複雑さ。

正直、映画自体の構成はそこまで好きじゃなかった。
劇伴多過ぎ。岡山天音の演技だけで十二分
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青い、森(2020年製作の映画)

3.0

清水尋也はよい。

ただ全体的にくさいセリフをくさい演技でまとめている作品なので、何というか厨二病感が軽薄さに拍車をかけている気がする。
もっとなんて事ないように言ってくれていいし、もっとなんて事ない
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オオカミの家(2018年製作の映画)

-

最高で不気味でファンシーで気色の悪いディーズニーランドみたいな映画。
ただ最後の最後で眠気に耐えられず記憶が飛んだ。
つまんなかったからではない。
寝る前の絵本読み聞かせのような童心に帰る何かがあった
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

セーフティーネットのはずが、何故か人を切り捨てる仕様になっている。
マジョリティの、マジョリティによる、マジョリティのための世の中になっているのはどこの国でも一緒なのか。
日本は特に自己責任論が強くな
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

どこに行くんだウェス・アンダーソン。
立ち返ってくれウェス・アンダーソン。
俺を置いていくなウェス・アンダーソン。

ウェス作品の好きな、というか好きだったところは、圧倒的な映像美にも関わらずただのお
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あっちこっち じゃあにー(2023年製作の映画)

3.5

ハン・ギュヒさんかわよいです。

生きると死ぬがぶつかって相殺されたと思いきやそこに残っている何かは観客が決めるような映画。

音楽に助けられてる感は否めないけれども、中高生の子らに刺さったりするんで
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一文字の岐路(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

いささか説明的。
「さおりでいい」って言われた時の不貞腐れとか、わかりやす過ぎる。相手にはわからないくらいでちょうどいい。
あと〝男性が考える女性像〟感が強かった。男性からしたらこうであって欲しいが。

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

淡々と進んでいく。
何かこう、胸まで海に浸かって表情は爽やかに柔らかく優しいのだけれど、水の中で歩を進めるのってめちゃくちゃ重いよねっていう。
光石研演じる周平はめちゃくちゃつたつた歩くのだけれど。イ
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

美しきケイト・ブランシェット様。万歳。
美しいだけじゃなくて、天才の孤高さも脆弱でだから強い愛もまるっと携えた演技が出来ることが彼女の素晴らしさだと思う。

鬱々としてでもそれを受け入れられない。
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

32歳出版社勤務とかイケイケぴちぴちの最高ギャルじゃないですか?
と思うので、20年経つとこんなに価値観が変わるのかーとびっくりする。
ブリジットのおてんばぶりと大人になりきれない感じは共感と共感性羞
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あみこ(2017年製作の映画)

4.1

ずるずるとスパゲッティを啜るあみこ。
ブヂュブヂュとレモンを貪るあみこ。

あみこの目力めちゃくちゃ美しい。
アイラインをググッと囲んでいるのような強さ。

あみこは賢くて何だか幸せになれなそう。
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.5

本当にしょうもない男。
仲野太賀の、軽薄で悪気のない最低な男の演技が素晴らしい。
そして山中崇さんが出てくると安心するしめちゃくちゃ見ちゃうんだよな。哀愁というか、台詞がなくても役が背負うものが滲んで
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おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

4.5

どんちゃんとっても可愛いよ。

ドメスティックな作り方のはずが、こうも拓けて多くの人の視界が明るくなるのがさすがの沖田映画だと思う。
多幸感に満ち満ち溢れた作品。

何を目指すにしても、未来が見えなく
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

田中裕子さんの演技は素朴で飾り気がなく、しかしその表情の機微から目が離せない。
自分だったら何ともないことも、田中裕子さん演じる桃子さんの心がギュッとなっていると一緒に揺れてしまうのだから不思議だ。
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.8

言いたくても言えないあれこれを、
面倒くさがられちゃうかな、引かれちゃうかな、と自己防衛のために飲み込んだあれこれを、きちんと口にしてくれる映画だった。

中高生の子たちが観ると、宝物になる確率が高い
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.6

さかなクンの人生を
沖田修一が描いて
のんが演じる。
もう最高なんだよその時点で…!

のんちゃんの真っ直ぐなキラキラお目々が美しくて、ああこうやって生きたかった、いや今からでもこうやって生きられるか
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.6

原作読んでから観ればよかったな。
とっても良かったはずなんだけど、沖田監督の『さかなのこ』を観た後にこちらを観て。
それぞれ良かったはずだけど、やっぱり『さかなのこ』の俳優たちの演技がバケモノ過ぎてこ
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.2

役者がみんな、そもそも何かを達観していそうな、力みのない振る舞いがとても役にハマっていて良かった。
吉村界人はこういう生意気で憎めない役が合うな。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

女の敵は女なんて、声のでかい差別者の分断でしかなくて。
産まれた土地や家柄で多くのことが決まってしまうけど、女性となると殊更「自分で選ぶ」権利をなかったことにされる。考えないように仕向けられる。
それ
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.1

演技が〝それっぽい〟止まりで入って来なかった。

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

4.6

こんな面白い会話劇ある?
最高だった。

みんな確実に優しくて、でもみんなちゃんと足りなくて、ちょっとずつちゃんとずるい。
噛み合ってない辛さとかそれでも一緒にいる心地よさが絶妙だった。

家庭の歪み
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ナイアガラ(2014年製作の映画)

3.7

初期作品って、説明し過ぎたり全部やりたくててんこ盛りになって破綻するものとか、自分がただ撮りたいだけの画と必要なカットの優先順位が逆転しているものも多いなと思う。

この作品は冷静にマイナスして、だか
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白い馬(1952年製作の映画)

3.7

今だったら動物愛護法とかに引っかかるんではないかと思う。
が、昔だからこその映像の迫力がある。
男の子もなかなかタフなことやらされている。
こういうのって本当難しいな。

(1963年製作の映画)

4.4

全然先が読めないことが面白い。
まあ制作の裏話を見てしまうともうアレなんだけれども。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

-

疲れのあまり結構寝てしまったのだけど評判が良さそうなのでまた観たいというメモ…

赤い風船(1956年製作の映画)

4.7

ガンダッシュする少年の可愛さよ。
転びそうな、転がり出しそうなレベルの走り。風船を片手に。可愛い。

画面の色味が素敵で、そこにパッと入る風船の赤がまた良かった。

風船が生き物みたいで、撮影方法が気
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.5

荒のようなものも感じたけれども。

老いることや死に方のこと考えると怖いよね。
みんな避けたい。で、避けて、直面して、もっといろいろ考えて準備すればよかったなど思う。

「PLAN 75」あったらいい
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

蒔田彩珠さんの演技だけで言うならもっと評価高い。

でも展開と演出についていけない。
「あなたは誰ですか?」って何だよそれ。
あれだけ子供を切望していた夫婦がボロボロになって現れた10代そこらの女の子
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