このレビューはネタバレを含みます
あの原作を映像化するとこんなにも残酷で、また、原作で伝えたかったことがより分かったような気がした。
神はあらゆる苦しみを一緒に耐えてくれる存在で、故に苦しみから助けてくれる存在ではない。しかし、同じ苦しみを理解してくれているからこそ本当に耐えられなかったら無理しなくてもいい。代わりに神が耐えてくれるし、許しもしてくれる。キチジローはまさにそれを体現していて、だからこそ最後まで生き残る。
この小説が発表された当時、世界に衝撃を与えたそうで、やっぱり神は助けてくれる存在ではなく一緒に耐えてくれるという解釈はやばかったんだろうなとは思う。
身内にキリスト教徒がいたのでこの映画についてどう思うか聞いてみたかった。今では聞くのが難しくなってしまったけど。
この映画が公開された当時、最後のジェダイも公開されてたけど、そっちでは筋肉隆々な一方、この映画でのアダムドライバーは激痩せしててどっちを先に撮ったんだろうかという余計な考えが走った
と思ったら日本での公開時期は一緒ぐらいだけどこちらの方が撮影は全然早かったっぽい
キャストが全員すごい
時代劇でコミカルな要素がなくても面白かったし、緊張感がずっとすごかった
