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沈黙ーサイレンスーのとらぶたのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.5
あらためて東洋と西洋は考え方が根本的に違うなと思わされました🙄

切支丹は自らの信仰以外は良しとせず、主人公もその立場でした。未だに教化されていない日本をキリスト教の楽土とすべく、中国を経由して長崎から密入国します。

既に日本ではキリスト教が危険なものとして取り締まりの対象となっており、炭焼小屋に隠れ住みながら信徒の告悔を聴きます。日本語がほとんど理解出来ないままで…😅

主人公セバスチャンの他にも、フランシスという司祭?がいるのですが、この二人は余りにも考え方が違い、それが後の運命を左右したと思います。片方は棄教しながらも生きながらえ、もう片方は溺死します。
ただラストでは、棺桶に入れられた主人公の亡骸が小さな十字架を握りしめており、沈黙のまま信仰を続けていたのかもしれません。当然妻も信徒だと思います。
題名の『沈黙』が何を表しているのか考えさせられる映画でした。

かなり長い映画で、大半が衝撃的で苦痛的なシーンでしたが、視聴後は不思議な達成感が味わえます👍👍👍👍👍👍👍

浅野忠信演じる通辞(通訳?)はかなり狡猾で印象に残るキャラクターです!良!🙌🙌🙌🙌🙌
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