EnoTaka

沈黙ーサイレンスーのEnoTakaのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.2
すごくいい話で、素晴らしい映画だった。すごく考えさせる作品。こんな事が本当に昔日本であったんだと思うと、つらくてたまらない。拷問の仕方がどれも本当に残酷過ぎて観てられなかった。キリシタン弾圧下に日本で隠れて祈りながら生きる人々や日本に来た宣教師たちがどれだけ苦しい思いをしたのか思い知らされた。「主よ、どうしてあなたはこんな苦しい試練を与えるのですか、なぜあなたは沈黙を続けるのですか」と神に問うシーンは何度も心を震わせられた。棄教を迫られる宣教師が、苦しんでいるたくさんのキリシタンたちかキリスト教の信仰かどっちを守るのかという最大の決断を下す瞬間はとても胸が苦しかった。そしてラストシーンにはすごく感激した。宗教や人それぞれ思想が違うことについていろいろ考えさせられた。素晴らしい映画だった。
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