このレビューはネタバレを含みます
凄く重いテーマを、きちんと丁寧に描ききった作品だな、と思った。
神の"沈黙"。
キリスト教の信仰の本質というか、少し真髄に触れた気がした。
あんなにも衣食住の自由を奪われてまで信じる価値のあるものなのか、と思った。
わたしはあちら側には一生かかってもいけないけれど、せめて理解を深めたい、と思った。
窪塚洋介演じるキチジローの、度重なる裏切りに似た行為が一番人間らしくてすき。
何度も何度も告悔を乞う姿勢は、少し虫がよすぎるのではとも思ったりしたけれど…
拷問のシーンが見るに堪えないくらいに無惨で、とてもしんどくなりました