公開当初からずーっと観たくて遂に!
神はいるのか、いないのか
小さい頃からの大きな疑問だった。
僕は大会の前とか何か大きな局面をむかえると神様お願い!僕に力を!的なお祈りをする子供だったけど、いつも望み通りの力は得れなくて、なんとなく神様なんていないよなぁって幼心に思っていた。
さて、作中の神はいかんとみるや
やはりここでもどれだけ人々が苦境に立たされようが、死に至ろうが神は現れるどころか、返事すらしない。つまり『沈黙』。
ああ、やっぱりいないんだよなぁって日本人の僕は思ってしまう。
そこでそう思わないのは、やはり敬虔なクリスチャンである主人公たち。
神は心に宿るもので、何かしてくれるものじゃあーない。あくまで心の支え、生きる糧、沈黙しているように感ずるだけと言うこと。
そもそも神って何かしらを人間に施してくれる存在じゃない。
ある種、自己本位的な「スタンス」なのかなとか思う。
『いる』とただ考えれば、この世の全ての理不尽に自分なりの説明をつけることができるし、少なくとも生きる上で前向きに考えられるし、死への恐怖さえも克服できる。キチジローもそれだと思う。弱さや醜さを神に許される、贖われることで何だかんだ生きていける。
寄りかかれるものがなければ、道を指し示されなければどう生きればいいかなんて分からない。それでいて人生一度きりなんて言われたら…ねぇ笑笑。
なので僕はいかなる宗教も他人に害を与えない限りは否定はしようと思わない。
でもそこでいつも思うのは、僕をはじめとして、日本人は何を思って生きているんだろうということ。
いついかなる時も、何をしても、静かに沈黙して、なんでも聴いて許してくれる存在が僕らにはいないからこそ、
僕や日本人は自ら『沈黙』して、事を荒立てないようにするのかもしれないとか思ったりしたりのでした。
さて、どう生きようか?笑笑
#思ったことを全部言葉にしようキャンペーン